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補助金
2021.02.15.mon
【手順解説あり】gBizIDプライムの取得方法
こんにちは、行政書士の辰巳です。
今年も昨年に引き続き、補助金を活用したいという事業者様から多数のご相談を頂いております。
今回は、多くの補助金申請に必要となる「gBizID」の取得についてお送りします。
補助金申請に備えたいんだけど何から準備して良いか分からない!という方や、 gBizIDの取得について知りたい方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
複数の行政サービスで使用できる共通アカウントのことです。
補助金の申請や社会保険の手続き等、事業者が行政に対して行う様々な申請に対応しています。
※使える行政サービスの一覧はこちら。
身近なところで言うと、最近はGoogleアカウントやSNSアカウントを持っていると、色々なサービスにログインすることができるようになりましたよね。それと同じイメージで、様々な行政サービスの共通アカウントとして利用できるのが、この「gBizID(GビズID)」です。
gBizIDには「gBizIDエントリー」と「gBizIDプライム」の2種類のアカウントが存在します。
前者は簡易版のIDで、即日発行が可能です。
後者は取得にあたって書類の提出が必要で、一定の審査があるためアカウント取得まで約1~2週間かかります。(申請はアナログですね・・・)
補助金申請では後者の「gBizIDプライム」が必要となりますので、ここでは「gBizIDプライム」の申請に必要なものを挙げていきます。
プリンターは申請書を印刷するのに必要となりますが、申請書はPDFでダウンロードできるので、コンビニ等でプリントすることも可能です。
携帯電話番号はアカウントが発行された後、SMS認証に使用するものです。
取得までの流れは以下の通りです。
まずは印鑑証明を取得します。
法人の方は法務局(または郵送)にて、個人事業主の方は役所にてご取得ください。
個人事業主でマイナンバーカードをお持ちの方は、コンビニでも取得が可能です。
発行日より3か月以内の原本が必要になりますので、お手元にある印鑑証明を使用する方は発行日を必ずご確認ください。
必要事項は以下のフォームより入力を行います。
gBizIDプライム申請書作成|経済産業省
https://gbiz-id.go.jp/app/rep/reg/apply/show
入力の際、印鑑証明に記載の通りに住所を入力する必要がありますので、間違いのないよう十分注意してください。
入力完了後、以下の画面で「申請書ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードしたPDFは、必要事項が入力済の登録申請書と郵送の手順が書かれた用紙がセットになっています。全部で4枚程度ですので、すべて印刷してしまってOKです。
見本の通りに実印を押し、作成日を入力したらGビズID運用センターまで送付します。
印刷した用紙に宛名ラベルがついていますので、切り取って使用すると便利です。
特に申請に不備がなければ、「【GビズID】gBizIDプライム登録申請の受付のお知らせ」という件名のメールが届きます。
メール内に記載されているリンクをクリックし、SMS認証とパスワードの設定を行ってください。
なかなか登録完了のメールが来ないな・・・という場合は、こちらから申請状況を確認することが可能です。
もし申請が承認されていればメールが既に届いていますので、メールボックス内を探してみてください。迷惑メールやプロモーションフォルダなどに分類されているかもしれません。
提出書類に不備がある場合は郵送で補正の連絡が届きますので、指示に従って再提出を行ってください。
ここまでgBizIDプライムの取得方法についてご案内してきました。
印鑑証明さえ用意できれば、申請自体は15~30分ほどで完了すると思います。
ただし、発行までに最長2週間かかりますのでIT導入補助金やものづくり補助金、2021年に実施予定の事業再構築補助金などの申請を検討中の方は、ぜひお早めにご取得ください。
この記事を書いた人
兵庫県行政書士会 神戸支部所属
行政書士 第 19302380 号
辰巳 優子(Tatsumi Yuko)
1990年鳥取県生まれ。補助金や融資など、中小企業の資金調達支援を得意とする。幅広いバックオフィス業務の経験を活かして、業務効率化アドバイザーとしても活躍中。
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