IT導入補助金は、電子申請ということもあり、申請に必要な書類は多くありません。
ただし、取得するのに時間がかかるもの、誤って取得しやすい書類がありますので、以下に詳しくご説明いたします。
POINT誤った書類を使用した申請は差し戻しとなってしまいますので、ご準備の際はお間違いのないようご注意ください。弊所へご依頼されたお客様は、事前に専任のスタッフが書類チェックを行いますのでご安心ください。
まずは以下に申請に必要なもの一覧をご紹介いたします。
この記事は個人事業主の方向けです。法人の場合は以下の記事をご確認ください。
【法人向け】IT導入補助金の申請に必要なもの【2023年対応】 | とり行政書士事務所
IT導入補助金は電子申請を採用しているため、申請に必要な書類は多くありません。ただし、取得するのに時間がかかる
申請に必要なもの一覧
- gBIZIDプライムアカウント(印鑑証明)
- SECURITY ACTION 自己宣言ID
- みらデジ経営チェックの実施
- 身分証明書
- 確定申告書(控え)
- 所得税納税証明書
POINTこの中でも「gBIZIDプライムアカウント」は、取得に一週間前後かかるため、事前にご準備をお願いいたします。
以下、それぞれの必要物について詳しくご紹介いたします。
gBIZIDプライムアカウント
取得方法
以下の記事で詳しく紹介しておりますので、必要に応じてご参照ください。
【手順解説あり】gBizIDプライムの取得方法 | とり行政書士事務所
こんにちは、行政書士の辰巳です。 今年も昨年に引き続き、補助金を活用したいという事業者様から多数のご相談を頂い
SECURITY ACTION 自己宣言ID
取得方法
みらデジ経営チェックの実施
実施方法
- 以下リンクから新規利用者登録します。
途中の「gBizIDを取得していますか?」の問いに「取得している」を選択します。gBizIDサイトに遷移しますので、取得したgBizIDでログインします。
https://check.miradigi.go.jp/s/verificationmail
- 利用者登録の完了後、みらデジにログインします。
マイページにて「詳細情報をもっと見る」をクリックし、「gBizID」が「連携済み」となっていることを確認します。

- 連携の確認後、マイページ左側の「経営チェックをする」をクリックします。5つの設問が出されますので、事実ベースで回答します。
回答後、マイページに経営チェックの実施履歴が表示されていれば完了です。

身分証明書
いずれか1点をデータ形式でご準備ください。
- 運転免許証(裏面記載がある場合は両面)
- 住民票(申請日より3ヶ月以内に発行されたもの)
確定申告書
必ず以下の点を満たしたものをご用意いただき、対象の書類をスキャンしたPDFまたは画像データをご用意ください。
注意点
- 確定申告書(控え)であること
- 直近分(令和4年分)であること
- 税務署が受領していることが分かること
・窓口または郵送で申告 → 税務署の受領印
・窓口かつe-Taxで申告 → 受付日時の印字
・税理士や自宅からのe-Tax申告 → 受信通知(メール詳細)を用意
- 電子納税証明書の場合XMLファイルではなくPDFファイルであること
注意点をまとめた以下の画像も参考にしてみてください。
引用元:IT導入補助金2022 – 交付申請の手引き(P.26)
所得税納税証明書
取得方法
納税証明書を取得する方法は大きく分けて3つあります。
必ず以下の点を満たしたものをご取得いただき、取得した原本をスキャンしたPDFまたは画像データをご用意ください。
注意点
- 納税証明書(その1)または(その2)であること
- 税目が所得税であること
- 直近分であること
- 発行元が税務署であること
- 電子納税証明書の場合XMLファイルではなくPDFファイルであること
注意点をまとめた以下の画像も参考にしてみてください。
引用元:IT導入補助金2022 – 交付申請の手引き(P.25)
「所得税」の納税証明書になりますので、市役所などではなく、必ず所轄の税務署でご取得ください!
まとめ
最後に改めて必要なものを振り返ります。
必要なもの一覧
- gBizIDプライムアカウント
- SECURITY ACTION 自己宣言ID
- 身分証明書
- 税務署が受領していることが確認できる確定申告書(控え)
- 令和4年分の所得税納税証明書 その1もしくはその2
確定申告書(控え)は、税務署が受領していることがわかるというのがポイント!
他の補助金に比べると必要書類がそれほど多くはないIT導入補助金ですが、スムーズな申請のためにはやはり事前準備が必要不可欠です。
2022年のIT導入補助金から書類の不備で不採択になることは無くなりましたが、それでも申請が差し戻しになってしまうと、予定していた公募回で申請ができなくなるなどのリスクもあります。
確実な申請が行えるよう、この記事がIT導入補助金の採択を目指す方の参考になれば幸いです!