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補助金

2023.03.14.tue

【法人向け】IT導入補助金の申請に必要なもの【2023年対応】

IT導入補助金は電子申請を採用しているため、申請に必要な書類は多くありません。ただし、取得するのに時間がかかるものや誤って取得しやすい書類がありますので、以下に詳しくご説明いたします。

POINT誤った書類を使用した申請は差し戻しとなってしまいますので、ご準備の際はお間違いのないようご注意ください。弊所へご依頼されたお客様は、事前に専任のスタッフが書類チェックを行いますのでご安心ください。

まずは申請に必要なもの一覧をご紹介いたします。

この記事は法人向けです。個人事業主の方は以下の記事をご確認ください。

【個人事業主】IT導入補助金の申請に必要なもの【2023年対応】

【個人事業主】IT導入補助金の申請に必要なもの【2023年対応】

IT導入補助金は、電子申請ということもあり、申請に必要な書類は多くありません。 ただし、取得するのに時間がかか

申請に必要なもの一覧

  • gBizIDプライムアカウント(要:印鑑証明)
  • SECURITY ACTION 自己宣言ID
  • みらデジ経営チェックの実施
  • 履歴事項全部証明書
  • 直近分の法人税納税証明書 その1もしくはその2
  • 前期分の決算情報
POINTこの中でも「gBizIDプライムアカウント」は取得に一週間前後かかるため、必ずお早めにご準備ください。

以下、それぞれの必要物について詳しくご紹介いたします。

gBizIDプライムアカウント

取得方法

  1. 下記フォームに必要事項を記載し、申請書を印刷 https://gbiz-id.go.jp/app/rep/reg/apply/show
  2. 印鑑証明(発行日より3ヶ月以内の原本)を付けてgBizID事務局へ送付
  3. メールで承認通知を受け取る(一週間前後かかります) 件名:【GビズID】gBizIDプライム登録申請の受付のお知らせというメールが届き次第、パスワードを設定すれば取得完了

以下の記事で詳しく紹介しておりますので、必要に応じてご参照ください。

【手順解説あり】gBizIDプライムの取得方法 | とり行政書士事務所

【手順解説あり】gBizIDプライムの取得方法 | とり行政書士事務所

こんにちは、行政書士の辰巳です。 今年も昨年に引き続き、補助金を活用したいという事業者様から多数のご相談を頂い

SECURITY ACTION 自己宣言ID

取得方法

  1. 以下リンクから規約に同意し、フォームに必要事項を記載して送信 IT導入補助金は「一つ星」の宣言でOK https://security-shien.ipa.go.jp/security/entry/
  2. メールで自己宣言IDを受け取る(即時発行) 件名:【SECURITY ACTION 】一つ星/二つ星:自己宣言完了のお知らせというメールが届けば取得完了
POINTSECURITY ACTIONの詳細につきましては、以下をご参照ください。 https://www.ipa.go.jp/security/security-action/it-hojo.html

履歴事項全部証明書

取得方法

履歴事項全部証明書を取得する方法は大きく分けて3つあります。

  1. 法務局の窓口で取得する どの法務局・出張所でも可能です。最寄りの法務局・出張所は「法務局 – 管轄のご案内」から調べられます。
  2. 法務局に郵送で請求する 法務局窓口に必要書類を郵送すると、数日で法務局より書類が郵送されてきます。
  3. オンラインで請求する登記・供託オンライン申請システム」の「かんたん証明書請求」から請求します。受け取り方法は窓口と郵送の2種類です。
必ず以下の点を満たしたものをご取得いただき、取得した原本をスキャンしたPDFまたは画像データをご用意ください。
注意点
  • 履歴事項全部証明書であること
  • 全ページ揃っていること
  • 申請日より3ヶ月以内に発行されたものであること

注意点をまとめた以下の画像も参考にしてみてください。

吹き出しのひよこ
登記情報提供サービスで取得できるPDFデータは申請には利用できませんのでご注意!

みらデジ経営チェックの実施

実施方法

  1. 以下リンクから新規利用者登録します。 途中の「gBizIDを取得していますか?」の問いに「取得している」を選択します。gBizIDサイトに遷移しますので、取得したgBizIDでログインします。 https://check.miradigi.go.jp/s/verificationmail
  2. 利用者登録の完了後、みらデジにログインします。 マイページにて「詳細情報をもっと見る」をクリックし、「gBizID」が「連携済み」となっていることを確認します。
  3. 連携の確認後、マイページ左側の「経営チェックをする」をクリックします。5つの設問が出されますので、事実ベースで回答します。 回答後、マイページに経営チェックの実施履歴が表示されていれば完了です。

直近分の法人税納税証明書 その1もしくはその2

取得方法

納税証明書を取得する方法は大きく分けて3つあります。

  1. オンライン(e-Tax)で取得する e-Taxをご利用の方は、「e-Tax – 納税証明書の交付請求について」から電子納税証明書(PDFファイル)を取得する方法がおすすめです。
  2. 所轄の税務署窓口で取得する 納税地を所轄する税務署で取得する必要があります。該当する税務署の所在地は「国税局・税務署を調べる」から調べられます。
  3. 所轄の税務署に郵送で請求する 税務署に「納税証明書交付請求書」などの必要書類を郵送すると、数日で税務署より書類が郵送されてきます。詳しくは「納税証明書の交付請求手続」をご参照ください。
必ず以下の点を満たしたものをご取得いただき、取得した原本をスキャンしたPDFまたは画像データをご用意ください。
注意点
  • 納税証明書(その1)または(その2)であること
  • 税目が法人税であること
  • 直近分であること
  • 発行元が税務署であること
  • 電子納税証明書の場合XMLファイルではなくPDFファイルであること

注意点をまとめた以下の画像も参考にしてみてください。

引用元:IT導入補助金2022 – 交付申請の手引き(P.23)

吹き出しのひよこ
社会福祉法人などの法人税が非課税となる法人や、直近の決算が赤字(納税額が0円)の法人も納税証明書の提出は必須です!

前期分の決算情報

申請において決算書の提出は必要ありませんが、申請時に決算情報を入力しますのでお手元に決算書をご用意ください。

具体的には売上高・売上総利益・営業利益・経常利益・減価償却費・資本金または準備金の入力が求められます。

設立から日が浅く、決算を1度しか迎えてない創業期の事業者は前々期の決算情報については入力を省略することができますが、それ以外の事業者は必ず2期分の入力が必要となりますのでご注意ください。

まとめ

最後に改めて必要なものを振り返ります。
必要なもの一覧
  • gBizIDプライムアカウント
  • SECURITY ACTION 自己宣言ID
  • 履歴事項全部証明書
  • 直近分の法人税納税証明書 その1もしくはその2
  • 前期分の決算情報
吹き出しのひよこ
特に間違いの多い納税証明書は要注意!

他の補助金に比べると必要書類がそれほど多くはないIT導入補助金ですが、スムーズな申請のためにはやはり事前準備が必要不可欠です。

2022年のIT導入補助金から書類の不備で不採択になることは無くなりましたが、それでも申請が差し戻しになってしまうと、予定していた公募回で申請ができなくなるなどのリスクもあります。

確実な申請が行えるよう、この記事がIT導入補助金の採択を目指す方の参考になれば幸いです!

この記事を書いた人

辰巳 優子

兵庫県行政書士会 神戸支部所属
行政書士 第 19302380 号
辰巳 優子(Tatsumi Yuko)

1990年鳥取県生まれ。補助金や融資など、中小企業の資金調達支援を得意とする。幅広いバックオフィス業務の経験を活かして、業務効率化アドバイザーとしても活躍中。

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