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補助金

2021.04.02.fri

【IT導入補助金2021】汎用プロセスに困らされた話

こんにちは、行政書士の辰巳です。

世の中は事業再構築補助金で大盛り上がりですが、その陰でIT導入補助金2021もひっそりと事業者登録が開始しております。今年は事業者登録が6月末までと昨年より随分短いので、できるだけ不備の無いようにスムーズに進められると良いですね。

既にいくつかの支援事業者さんの登録をお手伝いしていますが、今年はソフトウェアの保有するプロセスの理解が特に難しく、躓く事業者さんも多いようです。特に「汎用プロセス」がネックになるケースが多く見られましたので、今日はその点について少しまとめてお伝えしようと思います。

ITツールの先行登録について

まず前提として、IT導入支援事業者登録は事業者登録+ITツール登録(代表的なツール1つ)をセットで申請しなければなりません。ちなみにこの最初の1つのツール登録を「先行登録申請」のITツールと呼びます。

事業者登録もITツール登録も、申請項目自体は昨年と比べてそれほど大きな変更はありませんが、入力の仕方や添付書類等に少しずつ変化があるようです。

変化のあった項目のひとつが、以下の業務プロセス選択画面です。昨年はもっと細かい一覧でしたので、ぱっと見はかなり簡素化されています。実際の画面はこんな風になっていて、7つのプロセスから該当するものを選択していきます。


▲スクロールすると全部で7つのチェック枠がある

ちなみにここで選んだプロセスは後に、補助金申請時の類型選択に繋がります。
各類型におけるプロセス数の要件は以下の通りです。

A類型:1プロセス以上
B類型:4プロセス以上
C類型:2プロセス以上が連携していること
D類型:2プロセス以上

次に、プロセスの内訳を見ていきます。

P-01~06が「業務プロセス」、P-07が「汎用プロセス」という区分になっています。

厄介者の「汎用プロセス」

実は今回のITツール登録において話をややこしくしているのが、ここで出てきた「汎用プロセス(P-07)」です。というのも、ITツール登録要項には以下のような要件が記載されています。

  • 先行登録申請のITツールは、汎用プロセス汎P-07のみを保有するソフトウェアは申請することができない。
  • 業務プロセスと汎用プロセスは同時に選択することはできない。

 

IT導入補助金2021 ITツール登録要領7ページより抜粋)

つまり、これらの要件により以下のようなツール登録が制約を受けることになります。

(1) P-07のみに該当するソフトウェアの先行登録
(2) P-01とP-07といったように、P-07を含む複数プロセスを有するソフトウェア

まず(1)の場合、先行登録ではP-07のみの申請ができませんので、他に登録できるソフトウェア(P-07以外を含む)が無い限り、単独での事業者登録ができません。このパターンはコンソーシアムで登録していくことになると思います。

次に(2)の場合ですが、これについても要項上ツール登録は出来ないように見えます。要項を額面通りで受け取るなら、1つのソフトウェアの中に複数プロセスがある場合はP-07を含めてはいけないということになります。(ちなみに登録画面でも、P-07を含む複数チェックをつけるとエラーが出ます)

ただ、それはつまり汎用プロセスと業務プロセスが混在するソフトウェアはITツールとして許されないということ・・・?と、少し引っかかりましたので、事務局に確認してみることにしました。(確認日:2021/4/2)

裏技的な解決がある

事務局に確認した結果、(2)のパターンの裏技的な解決があるようでしたので、以下に手順をまとめます。(この方法で申請しようとしたところ、「やはりこの方法は認められません」ということで事務局から訂正・お詫びがありました。2021/4/28追記)

例えばP-01とP-07のプロセスを保有するソフトウェアがある場合の登録方法は次の通りです。
※以下、このソフトウェアを「ソフトウェアA」と呼びます。

[1] ソフトウェアAを、P-01のみに該当するツールとして先行登録する
[2] 事業者登録が完了してから、再度ソフトウェアAをP-07に該当するツールとして登録する([1]のコピーで、プロセスだけ変えればOK)
[3] 見た目上P-01のソフトウェアAとP-07のソフトウェアAが登録されるので、申請時はこれらを組み合わせて提出する

また、P-01とP-07のプロセスが連携しているのであれば、[1]と[2]を連携型ソフトウェアとして登録すれば良いとのことでした。この場合だと、連携型ソフトとしてパッケージ価格を登録できるので、金額の辻褄が合わないといった心配はないようです。

ただP-01とP-07が連携していない場合はD類型の申請になると思いますが、その際各ツールをどのような価格設定にすれば良いのかは、現時点ではまだ謎です。

汎用プロセスと業務プロセスが混在するソフトに関するまとめ

話が長くなりましたが、汎用プロセスと業務プロセスが混在するソフトウェアの場合、「同じ製品だけど2個ツール登録すればいいよ」というのが事務局の見解でした。

「もしや嫌がらせなのか・・・?」と疑いたくなるほど意味不明な仕組みですが、そんなことを言っていても始まらないので、とりあえずはこれで進めてみようと思います。

これが許されるのであれば、最初から「業務プロセスと汎用プロセスは同時に選択することはできない」なんてルールを作らなかったら良かったのでは?と思いますが(しかもこの1文は3/25に要項に追加された)、ここにどういう意図があるのかは全く分かりません。

さらに書き添えておくと、「一応技術的にはこれで申請できるけど、審査するのは外部委員会だから審査通るかどうかは分からないです」とのこと。(まあそれはそうなんですが、なんだかなぁ・・・)

なんとも腑に落ちない感じですが、とにかくこの通りにやってみるしかないのかなという印象です。

おわりに

今年も波乱の幕開けとなりましたが、中小企業のIT導入がしっかり進むよう、私も出来る形で支援していく所存です。お困りの事業者様や士業の先生がいらっしゃいましたら一緒に悩み、解決していきましょう!お問い合わせはこちらから承ります。

それではまた!

この記事を書いた人

辰巳 優子

兵庫県行政書士会 神戸支部所属
行政書士 第 19302380 号
辰巳 優子(Tatsumi Yuko)

1990年鳥取県生まれ。補助金や融資など、中小企業の資金調達支援を得意とする。幅広いバックオフィス業務の経験を活かして、業務効率化アドバイザーとしても活躍中。

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